備忘録の備忘録

とにかく書くためのブログ。

クリニック#01 〜研究テーマを決める過程〜

大学を卒業するためには学士論文を書かなければならない。

いや、これは面倒くさそうだと思ってはいたけれど(実際大変ではありそうだけど)、真剣に取り組めば今までの自分に欠けていたような様々なもの(学問と向き合う姿勢、インプットを社会に役立てる意識、自分なりの社会課題の見つけ方)を吸収できるように思う今日この頃。

 

腰を据えて一つのことに向き合う。その深さが次のステージで生き抜く武器になるんじゃないか。

 

とは言っても、まだテーマすら決まっていない。

実際には論文検索なんて今までしたこともなかったし、論文を読むことすらほぼしてこなかった。

 

そんな中、建築計画系の興味ある分野の論文をいくつか読み、レビューにまとめて臨んだ最初の教授への相談タイムが今日あった。

 

そこでのとりとめないやり取りを記録しておこうと思う。

 

「テーマ」と「方法論」

 

学者になるつもりでもなければ方法論ベースの切り口ではなく自分なりの社会課題発見を通じて研究のテーマを決めたほうが良いのでは。

 

「これまで考えてこなかった新たな価値をどう作っていくか?そしてそれをどう社会に広めていくのか?」ということをすることが「趣味」を超えて「研究する」ということで、その独自の価値創出プロセスこそ「今」身につけたい力。

 

当然、解析手法がなければ研究なんてできないのだが、例えば「SD法」を使ってみたいからそれに合いそうな研究テーマを見つける、などというのはいまいちだ・・・。

 

 

”my issue”と”social issue”

 

研究テーマの切り口として、「自分の興味関心」だけで突き進もうとするとそれは君の”my issue”でしかない。

「それがどう社会の役に立つのか?」という論理立てができて初めてそれは”social  issue”になるし、それで初めて研究としての価値が生まれる。

 

そして、social issueに対して理論武装して意見することができる、道筋を示すことができるようになることが研究するということだ。

 

それは”my issue”ではないか?

そして、「建築はsocial issueに対して何ができるのか?」

それが、建築の立場から社会に対して問うべきこと。

 

 

建築計画分野の研究

 

建築計画の分野の研究は、次の建築、次の都市を作っていくための戦略となるべきだ。

そのためには、今まだ乗り越えることができてない様々な問題に目を向け、深堀り、乗り越える方法論を構築していかなければならない。

 

例えば今は「近代」という仮想敵を未だ乗り越えられていない。

 

雑記

 

さて、こんな貴重なお話を伺って、僕自身は未だ乗り越えられていないという「近代」というやつの正体をもっと深く知り、官僚制、行政などの切り口と絡めた研究をしてみたいと感じた。

 

この粒度かんだと当然ながら研究なんてできない。

これからの2週間で網羅的に様々な研究論文を読むことでトレンドを押さえつつ、実際に足を動かすことをして研究テーマを絞っていこうと思う。

 

今日の教授との話の中で出てきた書籍をメモ。

”Tactical Urbanism” :同じ研究室の人に対して教授が話をしてきた時に出てきた書籍。

例えば”路上園芸”は”公”の場の不法な”私有化”とみなすこともできる。

それを行政により規制してしまえばそれまでだけど、行政が税金を投下して整備しなければならない敷地に対して園芸をしたい住民が自発的に花を植えてくれるならば行政も、住民も、そして通行人も皆ハッピーになるとも言えるのではないか。

そのような問題に切り込んだ作品であるらしい。英語。

 

「家とまち」:内容は忘れてしまったが、都市の中で新たな関係性を増やしていく仕組みに言及する中で挙がった書名。