備忘録の備忘録

とにかく書くためのブログ。

ゼミ#01 〜研究テーマを決める過程〜

今日は研究室のゼミがあったので、教授の修士生に対するフィードバックをメモしておこうと思う。

 

研究室メモ

①既往研究を論拠に話をするときには、「いつ」「どの学会の」「どの雑誌に」掲載されたものかに触れることが必須。

それが論拠の信ぴょう性を高めるし、それがないとどう判断すればいいのかわからない。

 

②「新しい施設」「新しい仕組み」が導入されたと言って焼畑農業的に研究対象になることがあるが、「新しいから」という理由で研究の必要性を説くのは本質的ではない。

「新しい何か」が生まれる背景には、必ず「既存の何か」では満たせなかった何かがあるからであり、そういったコンテクストを汲み取らずして研究を進めるのは良くない。

 

③研究者は、userの代表にならなければならない。決してdeveloperの代理戦争をする立場にならないように。

現場の「切実な」ニーズに向き合って、それを解決するための研究ができてこそ研究する価値がある。

 

④検索して出てきた論文などを23個斜め読みし、要約するようなやり方でどんな価値を生み出せるのか。

先人に敬意を払い、時間と労力をかけて根っこを理解しようとしなければ。

 

⑤マクロな社会的背景と、ミクロに落とし込まれた個別具体的な事例双方の課題意識を持ち、そこを接続するロジックを持たなければならない。

 

雑記

僕自身がどうしていくか。まずは必要なことの羅列をしていこうと思う。

・「近代(=仮想敵)」についての理解を深める。

・建築計画分野の最新の研究動向をキャッチアップする。

・タクティカルアーバニズムについての知見を深める。

・震災復興住宅についての知見を深める。

・「建築の立場から」というのは何を意味するのかを考える。

・自分自身のマクロな興味と、建築的立場からのアプローチの間をつなぐ論理立てを行う。

・自らの研究が仮説検証に値するか、そもそも検証可能性があるかを知るためにマテリアル収集を行う。

 

これらを実行に移すためにもう少し整理したい。

きっと、大枠としての動きと足元の動きの両輪を回し続ける必要がある。

大枠としては、「近代を自分なりに捉える」こと(これは大きいなあ・・・)、「建築学としての立場を捉える」「マクロとミクロをつなぐ論理立てをする」こと、

足元業務としては「興味ある分野の書籍(タクティカルアーバニズム、行政×建築)」を時間と知力を使って読み、自らの言葉で再構成できるようにすること、興味領域についてより個別具体的な事例を見つけ出し、調査すること、その過程で自分の足を運び議論のマテリアルとなる素材を持ってくること。

 

これを踏まえ、具体的にやるべきことは、

【足元業務たち】

①タクティカルアーバニズムの大枠をつかむため、インターネットを使って情報収集する。

②「タクティカルアーバニズム」を一読する。

③海外及び日本における具体的な事例を調べ上げる。

11本、建築計画系の論文を読み網羅的に動向を押さえる。

 

【大局的業務たち】

⑤「建築学大系」を通読し、建築を網羅的に把握する。

⑥「近代とは何か」を一読し、建築分野の近代の捉え方をおさえる。

⑦自らの興味を深堀り、ミクロな関心との接続を行う。

 

さてまずは本を読もう。